【うちの多肉】レズリーの手探り栽培記録(2020年)

ベンケイソウ科エケベリア属のレズリーについての記事です。紅葉時には真っ赤に色づくレズリーですが、エケベリア属ではなくてパキベリアという説もあります。

うちのレズリーは2020年の1月中旬にホームセンターで売られていた1号ポットで購入しました。どんな感じで育っていってくれるのか、この記事で追いかけていこうと思います!

レズリーについて

レズリーについての基本的な情報をまとめてみました。

科名/属名 ベンケイソウ科エケベリア属
名称 レズリー(Rezry)
原産国 中米(メキシコ)
開花時期 春~初夏
増やし方 芽刺し、葉挿し(容易にできる)
備考 中~大型の種類で大きいものでは40㎝位になる。茎立ちして上に伸びるタイプの多肉植物です。
葉は平たくて肉厚の形状をしていて紅葉時期には濃い赤色に色づきます。

レズリーの育て方

基本的な育て方については以下の記事に書いた通りなので参考にしてください。

レズリーは夏の暑さにやや弱いという特徴を持っています。暑さが続くとポロポロと葉を落としてしまいますので、風通しの良い場所で管理して湿気がこもらないようにしましょう。

冬の寒さにはやや強い性質を持っていて、マイナス1~2℃までは耐えることが出来ます。多少霜にあたっても大丈夫ですが、霜に当てないように注意して断水状態にしておけば、マイナス5℃(連日ではなく数時間のスポット的な低温)でも耐えられるという報告もあります。

レズリーの増やし方

レズリーは芽刺しはもちろんのこと、葉挿しでも容易に増やすことが出来ます。基本的な多肉植物の増やし方で大丈夫ですので、以下の記事も参考にしてください。

レズリーの特徴

レズリーは肉厚で平たい葉がロゼット状の展開する容姿をしています。夏場の葉はやや青みがかった灰色をしていますが、秋の紅葉期には深い赤色に色づきます。濃赤と葉の付け根付近の緑がとても美しいコントラストを表現してくれる品種です。
紅葉をより綺麗にさせるためには、夏場に日にあてることが必要です。日に当てるといっても夏の直射日光は大きなダメージになりますので、明るい日陰位の場所で管理しましょう。

レズリーは暑さや寒さには比較的強い方ですが、夏が暑すぎると葉を落としてしまいます。葉が落ちてしまうと見た目だけでなく、紅葉の色づきも悪くなりますので、出来るだけ風通しの良い場所で管理し、熱や湿気がこもらないようにします。

レズリーはパキベリア説

レズリーはエケベリア属に分類されていて、お店などで購入する場合でも「エケベリア」として販売されています。私が購入した際も商品札には「エケベリア」と書かれていましたが、エケベリアではなくて「パキベリア属ではないか」という話もあります。

パキベリアとは

パキベリアというのは、属間交配種という人工的に異なる属の品種を掛け合わせてできた品種です。具体的にはパキフィツム属とエケベリア属の交配種になります。
パキフィツム属というのはプックリとした丸い葉が特徴の多肉植物で、うちにも「グルチニカウレ」「月下美人」「フーケリー」「柴麗殿」の4品種があります。
その特徴的な葉の形に、エケベリア属の特徴であるロゼット状の形状を持たせたものがパキベリア属ということになります。

ではレズリーがパキベリアではないかという根拠はどこにあるのでしょうか?
私もいろいろ調べてみたのですが確固たる証拠は見当たらず、「葉の形や紅葉の仕方、その他もろもろの理由でパキベリア属ではないかと言われている」といった具合でした。

確かにパキベリア属にもレズリーという同名の品種が存在しています。エケベリア属のレズリーは英語表記が Echeveria ‘Rezry’ 、パキベリア属のレズリーは Pachyveria ‘Lesliei’ と、レズリーのスペルは異なるのですが、ネットで画像を検索すると確かによく似ていますね(;^_^A
その他にもカランコエ属の「カエデ祭り」という品種も同じものではないかという説もあります。

パキベリア属のレズリーが作出されたのは今から半世紀以上前の1954年ということですので、歴史的にはものすごく古い品種といえます。ただ交配親やエケベリア属のレズリーとの関連などの詳細な情報がほとんど無く、ある意味謎を秘めた多肉植物って感じですね!(笑)。

初めてのレズリー

レズリーを初めて入手したのは2020年の1月中旬です。ホームセンターで1号ポットのレズリーを見つけ、プックリとした葉が気に入って購入しました。購入後は日の良くあたる窓辺(室内)で植え替え時期の春になるまで管理していました。

植え替えは3月上旬に行いました。下の写真は植え替え時のレズリーですが、購入時よりも少し大きく成長していました。

植え替え前のレズリー
1号ポットに植えられている植え替え前のレズリー

植え替えのためにポットから抜いたレズリーの様子が下の写真です。ポットが小さいので結構粒子の細かな培養土に植えてありました。

ポットから抜いたレズリー
植え替えのためポットから抜いたレズリー

丁寧に培養土を落としてみると、予想よりも太めの根がしっかりと張っていました。この根の感じだと植え替えでの失敗は無さそうかな・・・・

根鉢を崩したレズリー
根鉢を崩したレズリー

植え替え後の根張りを良くするために根を2㎝程度に切り詰めます。春の植替えですので根をカットしましたが、やむを得ず冬場や夏場に植え替えをする場合は根をカットせずにそのまま植え付けます。

根を短くカットしたレズリー
根張りを良くするため根を短くカットする

株自体がそれ程大きくなかったので、2号ポットに植え付けてみることにしました。この植え替え後に「レズリーは大きくなる」と知ったので(;^_^A、もしかしたら鉢が小さすぎたかもしれませんね。。。

植え替えが完了したレズリー
2号ポットに植え替えたレズリー

レズリーのその後

3月上旬に植え替えをしたレズリーのその後の成長記録です。

下の写真は植え替えからおよそ40日経過した4月中旬のレズリーです。見た感じではそれほど変化はありませんが、元気に育っている所を見ると植え替えはうまくいったようですね!

植え替えからおよそ40日経過したレズリー
植え替えからおよそ40日経過したレズリー

次が植え替えからおよそ100日経過した6月中旬のレズリーです。外気温も上がってきていたので一気に大きくなった感じがします。葉の感じがとても綺麗ですよね!!

植え替えからおよそ100日経過したレズリー
植え替えからおよそ100日経過したレズリー

そして7月中旬のレズリーです。梅雨真っ盛りの季節ですが2020年の梅雨は割と涼しくて、蒸し暑い日があまりなかった年でした。まぁ梅雨の期間が例年より長く、また梅雨の晴れ間もほとんど無かったので日照不足の年でしたが、うちのレズリーは元気にしてくれていました。

植え替えからおよそ125日経過したレズリー
植え替えからおよそ125日経過したレズリー

2020年夏のレズリー

2020年は長い梅雨が明けたら急にうだるような暑さの日々が続きました。うちの多肉達も3週間ほど断水していたのですが、品種によってはクタ~~っとなってしまったり、葉にしわが寄ったりしてきたので久しぶりに水遣りをしました。

水遣り直前のレズリーです。写真では分かりにくいですが葉の表面に小さなしわが寄っていましたし、鉢も小さいのでサラッと水を与えました。

葉の色は少し緑が抜けてピンクがかった青って感じになっています。

2020年夏のレズリー
2020年夏のレズリー。3週間ほど断水していました。

この時期の水遣りが何か影響を及ぼすのか・・・・・少し時間が経過したらレズリーの様子を書きたいと思います。

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