【うちの多肉】銀揃(ぎんぞろえ)・銀箭(ぎんせん)の手探り栽培記録(2020年)

銀揃2020トップイメージ

趣味で栽培しているベンケイソウ科クラッスラ属の銀揃(ぎんぞろえ)<別名:銀箋(ぎんぞろえ)、銀箭(ぎんせん)>についての記事です。
先のとがった丸い葉に銀色の短い毛がびっしりと生えていることが特徴の多肉植物です。銀揃という名前がこの毛に由来するのかと思ったのですが、そのような記述を見つけることは出来ませんでした。

銀揃(ぎんぞろえ)について

銀揃(ぎんぞろえ)の基本的な情報です。開花時期についてはうちではまだ花が咲いたことが無いのですが、ネットで銀揃の花を検索すると「春」あたりの投稿が多いようでしたので、ここでも「春」にしました。実際に花を見ることが出来たらご報告しますね!

科名/属名 ベンケイソウ科クラッスラ属
名称 銀揃(ぎんぞろえ)、銀箋(ぎんぞろえ)、銀箭(ぎんせん)
原産国 アフリカ
開花時期 春(?)
増やし方 葉挿しはほぼ不可能なので、芽刺しで増やします。
備考 夏の暑さには弱いタイプの多肉植物です。また、夏場に錆びたような赤茶色の跡が葉や茎に現れる事がありますが特に問題はありません。

銀揃(ぎんぞろえ)の育て方

季節による水遣りや置き場所などは通常の「多肉植物の管理方法」に準じます。詳細は以下の投稿を参考にしてください。

銀揃(ぎんぞろえ)の増やし方

銀揃(ぎんぞろえ)は芽刺しで増やすことが出来ます。多肉植物の増やし方については以下の記事を参考にしてください。

銀揃(ぎんぞろえ)の名称について

銀揃(ぎんぞろえ)の流通名は、大きく分けて銀揃(ぎんぞろえ)、銀箋(ぎんぞろえ)、銀箭(ぎんせん)と全部で3種類あります。どの呼び名が最もメジャーなのかは良く分かりませんが、販売されている商品にもメーカーによってこれらの名前のどれかが付けられています。

少し興味が有ったので漢字の意味を調べてみました。共通する「銀」は葉にある短毛に由来するのかなと思いますが、その後ろにつく漢字の意味は以下の通りです。

・揃(そろい):切りそろえる等のそろう事
・箭(や、せん):弓矢の矢の事
・箋(せん):メモなどを書く細長い紙片、付箋(ふせん)の箋

私は最初に知った名前が銀揃だったのでこの名称を使っていますが、何となく意味から行くと銀箭(ぎんせん)が一番この多肉植物にあっているのかな?って思います。ただ、銀箋をなぜ「ぎんぞろえ」と読むのかは謎(;^_^A、そのまま「ぎんせん」ではと思ってしまいます。。。。

銀揃の花

銀揃は赤い花を咲かせるようですが、冬に寒さに当たるとその色が鮮明になるようです。そのため、冬季間でも極力野外に置くことでより一層花を楽しむことが出来ます。

うちの銀揃

銀揃は多肉植物に興味を持ち始めた昨年(2019年)の早春に入手しました。「多肉いろいろセット」のようなカット苗の詰め合わせに入っていたのです。当時は全くの初心者でしたのでネットで発根の方法を調べてやってみました。小さな苗でしたが運よく発根してくれたので鉢に植え付け、暫く育てていた当時の写真が下の写真です。

入手間もない銀揃
入手間もない銀揃。2019年7月上旬撮影

この後に夏を迎えたのですが、断水気味で管理して夏を乗り越えることはできたものの、下の方の葉が枯れて落ちてしまい、少し見栄えの悪い姿になってしまいました。

実はこの記事を書いている2020年の夏も葉が脱落してしまい貧相な姿になってしまいまして・・・どうも私は銀揃を栽培するコツがつかめていないようです(;^_^A。
もっと経験を積まないとだめですね!

初めての夏越しをした銀揃
初めての夏越しをした銀揃。下の方の葉が少し落ちてしまっている。2019年9月上旬撮影

次の写真は初めての冬を迎えた銀揃ですが、秋の間に成長してくれたため、この頃は葉もプックリとしていい感じの銀揃になっていました。この銀揃は暖房の無い明るい窓辺の室内で冬越しさせ、翌春に植え替えを行うことにしました。冬の間は夏と同様に断水気味にして管理し、日差しの有る日は極力日光浴をさせていました。

初めての冬を迎えた銀揃
初めての冬を迎えた銀揃。2019年12月中旬撮影

銀揃の植え替え(2020年春)

植え替え前の銀揃の様子が下の写真です。断水していたためか少し葉が痩せているように感じますがまぁまぁいい感じではないでしょうか!

こうして写真を並べてみると昨年12月当時に比べてなんだか大きくなっているような感じが・・・・
冬の間も少し成長したのかな?

植え替え前の銀揃。
植え替え前の銀揃。2020年3月上旬撮影

植え替えをする銀揃は、少しひょろ長く伸びていたことと、株数も増やしたいという思いから、通常の植え替えではなくて全てカット芽刺しを行うことにしました。上の銀揃をカットして作った刺し穂が次の写真になります。

芽刺しのためにカットした銀揃
芽刺し用にカットして作った銀揃の刺し穂

刺し穂は全部で4カット、これらを培養土に挿しておきました。3月とは言えまだ寒い日もありますので培養土に挿した銀揃は室内の陽のあたる窓辺に置き、時々霧吹きで水を与えながら発根を待つことにしました。

培養土に挿して発根を待つ銀揃
培養土に挿して発根を待つ銀揃

芽刺しが成功した銀揃

芽刺しを行ってからおよそ40日経過した頃、霧吹きでの水遣りなどで倒れてしまった株が発根していることに気づきました。少し見にくいですが次の写真の右下の株です。

芽刺しからおよそ40日後、発根が確認された銀揃
芽刺しからおよそ40日経過した銀揃。右下の株に発根が見られる。

そこで他の株も発根しているのではないかと思って全てを確認してみることにしました。結果的には全ての刺し穂で発根は見られたのですが、まだ根も小さくて「少し早すぎたかな?」と不安が脳裏をかすめました。

芽刺しからおよそ40日経過した銀揃。全ての刺し穂に発根が見られた。
芽刺しからおよそ40日経過した銀揃。全ての刺し穂に発根が見られた。

まぁしかし、季節も4月中旬という良い季節でしたのでそのまま鉢に植え付けることにしました。たぶんこのまま根も張っていい具合に育ってくれると期待大です(^^♪

鉢に植え付けた銀揃。
鉢に植え付けた芽刺しの銀揃。2020年4月中旬撮影

銀揃のその後

次の写真は芽刺しを行ってからおよそ100日経過した6月中旬の銀揃です。だいぶ大きく成長していますが、やや徒長気味の感じもします。芽刺ししてから早めに植え付けてしまったため、明るめの日陰に置いておいたのが原因かもしれません。

芽刺しからおよそ100日経過した銀揃。
芽刺しからおよそ100日経過した6月中旬の銀揃。

次の写真が芽刺しからおよそ125日経過した銀揃です。上の写真から3週間チョット経過したものですが、置き場所がやや日光不足だったという事にこの時は気づいていなかったため、ますます徒長してしまった姿になってしまいました(;^_^A

陽を求めて伸びてしまった姿は・・・チョット可哀そうですね。

芽刺しからおよそ125日経過した銀揃。
芽刺しからおよそ125日経過した銀揃。上の写真よりもさらに徒長してしまっている。2020年7月中旬撮影

2020年夏の銀揃

梅雨の後半から夏の間は極力断水気味にして管理していました。この年の梅雨は例年よりも梅雨明けが遅く、雨ばかりの梅雨でしたので気温はさほど上がらなかったのですが梅雨明けと共に猛暑・酷暑の夏がやってきました。

次の写真は梅雨明け1週間程が経過した8月上旬の銀揃なのですが、これ以前に3週間程断水していました。断水が悪かったのか、気温が高すぎたのか・・・泣きたくなるような貧相な姿になってしまったのです。

この写真を撮った後に少し水遣りをしたのですが、やはり連日の猛暑日和でどうにも元気が出てきませんね。夏は休眠しているとはいえこれから涼しくなったらもう少し元気になるのだろうか???
様子を見守っていきますね!

3週間程断水していた銀揃
3週間程断水していた8月上旬の銀揃

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