朧月の植え替え(2020年春)

朧月(おぼろづき)の植え替えについてなのですが・・・・・
通常の植え替えと違って、うちの朧月は家屋の隅っこで野生化してカオス状態になっているのです(笑)。しかもコンクリートの上に吹き溜まった程度の土でけなげにも頑張ってくれていました。
そんな朧月を少しまともな(?)状態にしてあげようと思いました。

植え替え前の朧月

植え替え前の朧月の状態が以下の写真です。数年前に一部はプランターに植えてみたのですが、奥にある朧月は少なくとも3年以上このような状態で風雪に耐えていました。
このカオス状態の朧月が、実は私が多肉植物にハマることとなる党員の1つだったのです。その経緯は以下のページに書かせていただきました。

植え替え前の野生化した朧月の状態。
植え替え前の朧月
少ない土で頑張ている朧月
コンクリートの上数センチの土で頑張る朧月
プランターで植えっぱなしの朧月
プランターの朧月

プランターの方も植えた時の記憶に比べ随分と土が減っているように思います。特に水遣りや冬季の加温なども気にせず、この場所にず~~っと放置していました(;^_^A

植え替えの実際

植え替えは2020年の4月上旬に行いました。
初めは奥の吹き溜まりで頑張っている朧月を掘り上げるのですが、長年のカオス状態で徒長した茎が絡まりあって、個々の個体がどうなっているのか????な状態でした。

カオスな朧月を掘り上げる

このようなカオス状態の朧月を茎を折らないように掘り上げていくのですが、結構ロゼット部分が大きくて重いため、茎が途中で折れそうになります。また、葉も取れやすいので丁寧に作業しないと悲惨な状態になりそうでした。
そのため、茎の様子を確認しつつ端の方から少しづつスコップを入れて個体を離していき、どうにか1つ1つをバラバラに掘り上げることができました。
並べてみると結構な数の朧月が育っていました。

掘り上げた朧月
掘り上げた朧月

土も少なく長期間植えっぱなしだったので、茎はとても長く徒長していました。コンクリートの上に吹き溜まった少ない土で育ったため、その根はとてもとても少なく貧相なものでした。言い換えればこんな少ない根でも大きく成長する朧月の(植物の)生命力の強さに、掘り上げてみて最も驚きました。

極少ない根で成長していた朧月
極めて少ない根で成長していた朧月

掘り上げた朧月の仕立て直し

掘り上げた朧月は茎も長く曲がりくねっていてその姿が乱れているため、この機会に仕立て直すことにしました。具体的には、長く徒長してしまった株は茎をカットして芽刺しすることにし、まださほど茎が徒長していない株は根付きのまま宇悦子ることにします。根は元々が短い状態ですので、根の切詰は行わずにそのまま植えつけます。
季節的に花を付けている株が多かったのですが、カット芽刺し用の株は花芽を根元から切り取りました。これは花に株の力を持っていかれるよりも、発根から成長までに力を使ってもらいたいと思ったからです。逆に根付きで植えつける株の花はそのままにしておきました。

芽刺し用にカットした朧月
芽刺し用にカットした朧月
芽刺し用にカットした朧月
芽刺し用にカットした朧月

プランターの朧月を植え替える

プランターの朧月をプランターから抜いたものが下の写真です。カオスな朧月と違って土の量も多かったため根は結構旺盛に伸びていました。

プランターから抜いた朧月
プランターから抜いた朧月

これらの株は根を切り詰めて植えつけることにしました。

プランターから抜いた朧月(植え付け用)
プランターから抜いた朧月(植え付け用)

自然と葉刺し状態の朧月もあった

プランターの朧月を整理している際、自然と葉が落ちてその場で新しい芽が形成され始めていた「ひとり葉挿し朧月」もありました。たぶん、ここで群生していた朧月のいくつかは、このように落ちた葉から株にまで成長した個体も有るのでしょうね!
改めて多肉植物の生命力に感動です!!

プランターの中で自然と発芽した朧月
自然と発芽した朧月

植える場所を作る

続いて植える場所の整備です。元々はコンクリートの上で吹き溜まったような土しかない場所だったので、もう少し気の利いた場所にしようと思いました。まぁ、部材を買う資金も乏しい貧乏人ですので、できることなら廃材利用で出来ないかなと思い、結局納屋で放置されていた板と、庭の片隅で放置されていたブロックを使って簡易的な囲いを作ることにしました。

板とブロックで月った植えつけ場所
板とブロックで囲いを作る

左に見える雨どいですが、この場所は雨が降ってもあまり雨に当たらないため、雨どいも囲いの中に入れて雨水での給水を期待することにしました。
次に水はけが良くなるようにコンクリートの上に小石を敷きました。

板とブロックで月った植えつけ場所に小石を敷く
小石を敷いた植えつけ場所

ここに用土を入れて植えつけ場所の完成です。

完成した植えつけ場所
完成した植えつけ場所

朧月の植え付け

完成した植えつけ場所に、仕立て直した朧月を植えつけます。仕立て直し用にカットしたり、根の切詰を行った朧月は、予め日陰で2日ほど乾燥させておきました。

植え替えをした朧月
植え替え後の朧月

発芽している葉も、この植えつけ場所の一角に並べておきました。
うまく根付いてくれるかなぁ・・・

並べて置いた葉刺し状態の朧月
葉刺し状態の朧月

植え替えのまとめ

正直なところ、自然な状態で野生化している朧月があったために、葉挿しのテストやこの場所から時々芽刺し用にカットしたりすることができました。それというのも何年も手をかけずにここまで増えているという事は、この場所の環境や状態がベストではないにしろ朧月にあっていて、今後もよっぽどのことが無い限り絶えることはないだろうと想像出来たからです。
今回の植え替えをやってみて、これまでの状況(特に培養土)よりは改善されているはず!とは思っているのですが、もしかしたら手を加えたことで何らかのバランスが崩れてしまい、うまく生育してくれなくなるのでは?という不安も感じています。
別の機会に「朧月の植え替え~その後~」のような記事で、この植え替えの結果を報告したいと思います。

以下の写真は、上の植え替え場所に入りきれなかった朧月を鉢に植えたものです。
こちらも今後元気に育ってくれればいいなぁと思います。

鉢に植えた朧月
鉢に植えた朧月

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