春は多肉植物にとって植え替えに最も適したシーズンです。私が多肉植物にハマって初めての春という事もあり、自分の備忘録も兼ねて子持ち蓮華錦の植え替えについて書いていこうと思います。
植え替えまでの子持ち蓮華錦
子持ち蓮華錦は2019年5月の下旬に「抜き苗(根が付いた状態の苗)」で入手しました。入手した株の数は結構多くて10株前後は有ったかと思います。通常の子持ち蓮華を既に育てていたため、子持ち蓮華錦も同じような鉢に植えて育てました。
斑は葉の両サイドに入っていて、若干赤みがかった部分が斑の部分ですが、温かくなって葉がもっと広がっているときはクリーム色をしています。
植え替えの実際
植え替えは2020年2月22日に行いました。
冬の間、野外栽培では多少不安がありましたので室内で管理していたのですが、後日子持ち蓮華錦の自生地が「北海道の冷温地帯」という事を知り、次の冬越しは野外管理にしようかなと思っています。
植え替え前の子持ち蓮華錦
室内とはいえ特に暖房もしていなかったので、植え替え前の株はギュッと引き締まった状態でした。また、大きかった株は花が咲いて枯れてしまったので、中~小型の株が残っていました。
鉢から抜いた様子
鉢から抜いて用土を落とした状態の子持ち蓮華錦です。想像したよりも根が長かったので驚きました。根をよく見ると、少し太めの根の周りに毛根が多数ついていました。1年でこれほどまでに根が成長するのなら、少なくとも2年に一度は植え替えしてあげないと根詰まり起こしそうですね。
冬場は休眠していると思っていたのですが、写真のように子株ができている株もありました。いくら室内で管理していたとはいえ、暖房もない室内でしたので生育はしないと思っていました、さすがは北海道で自生している品種だなぁとちょっと感動です(笑)。
株の外周にあった葉はすっかり枯れてしまっているので、植え替え前にこの枯れた葉を除去してあげることにしました。また、植え替え後の根張りが良くなるように根を短くカットしました。
下の写真は枯れた葉のお掃除です。枯葉を外すと案外株はこじんまりとしていましたが、それがまた可愛い感じでいいですね!
植え替え後の子持ち蓮華錦
この子持ち蓮華錦は、全ての個体に根が付いていたのでそのまま全て1つの鉢に植え付けました。改めて今植え替え後の様子を写真で振り返ると、真ん中の比較的大きな株はもう少し離した方が良かったかなぁ・・・って思ってます(;^ω^)
子持ち蓮華錦植え替えのまとめ
子持ち蓮華と同様に子持ち蓮華錦も株や根が素直な感じだったので割と楽に植え替えを行えました。植替え後10日位は室内に置いておき、その後野外に出して管理しました。
植え替え後の経過
実は植え替え時、各株を見ていると「あまり斑が見えないまぁ」と感じていました。斑入りの植物って日に当たりすぎると斑が無くなってしまうとか、先祖返りで斑が無くなってしまうとかという話を聞くので、もしかしたらこの子持ち蓮華錦も斑が無くなってしまったのではと心配していました。
その後、成長するにしたがって斑がハッキリしてきましたので一安心です。冬期に縮こまっているときはあまり目立たないのかもしれませんね。
写真の上段が植え替え後およそ20日目の子持ち蓮華錦です。あまり斑が見えないので心配したのですが、植え替え後35日目になると(写真下段)斑が見えるようになりました。ここで一安心!・・・・と思いきや(‘◇’)ゞ
やっぱり先祖返り?
植え替え後の子持ち蓮華錦はスクスクと成長し、子株もたくさん出来てきたのですが、植え替え後およそ3ヵ月経った頃「やっぱり斑が無くなっている!?(汗;)」という事に気づきました。
植え替え後35日ではあれだけハッキリしていた斑が、株が大きくなるにしたがって無くなってしまったようです。下の写真がそうなのですが、ざっと見た感じでは子持ち蓮華錦ではなくて、子持ち蓮華って感じになってしまいました。
左上の方にある葉が赤茶色になってしまった株ですが、この株だけは斑がハッキリとしていました。ですが、日のあたる場所に置いておいたら斑の部分だけがダメージを受けてしまい、結構傷んでしまったのです。斑がハッキリしていない株にはそのようなダメージは見られませんでした。理由は良く分からないのですが、速攻で直射日光のあたらない場所に移動させました。
現在私が持っている一縷の望みとは、子株の中に斑が入っている株が少数あるという事です。これらの子株を育てていけば、また「子持ち蓮華錦」が復活するのかもしれません!
子持ち蓮華錦 復活なるか!
このエピソードは結果が出次第、紹介させていただきたいと思います(^^♪
最後に、多肉植物全般に関する「育て方」と「増やし方」をまとめましたので、そちらも何かの参考になればと思います。
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