【うちの多肉】薄氷(はくひょう)の手探り栽培記録(2020年)

ベンケイソウ科グラプトベリア属の薄氷(はくひょう)についての記事です。2020年1月に入手したての品種なので、どんな感じに育ってくれるのか!楽しみですね(^^♪

別名として姫朧月(ひめおぼろづき)、銀紅蓮(ぎんこうれん)とも呼ばれています。

薄氷(はくひょう)について

薄氷についての基本的な情報です。

薄氷はグラプトベリア属という種類の品種です。グラプトベリアというのはエケベリアやセダムといった元々ある属ではなく、グラプトペタルム属とエケベリア属の品種を掛け合わせて作られた交配種になります。

科名/属名 ベンケイソウ科グラプトベリア属
名称 薄氷(はくひょう)、姫朧月(ひめおぼろづき)、銀紅蓮(ぎんこうれん)
原産国 交配種
開花時期
増やし方 葉挿し、芽刺しで容易に増やせる
備考 成長のタイプとしては、上に伸びて倒れるタイプです。

グラプトベリア属について

先にも書きましたが、グラプトベリア属というのはグラプトペタルム属の品種とエケベリア属の品種を掛け合わせて作られた品種です。初心者でも育てやすいグラプトペタルム属の性質と、美しいロゼット状の姿と綺麗な色合いを持つエケベリア属の性質、この良いところを併せ持った品種です。

グラプトペタルム属の代表的な品種としては「朧月(おぼろづき)」「秋麗(しゅうれい)」「ブロンズ姫」などがあります。これらはとても強い品種で育てやすく、また葉挿しなどの成功率も高く増やしやすい品種だと言えます。この属の特徴としては、上に伸びた後に倒れこんで長く伸びていくタイプの多肉植物です。そのため、薄氷も同じような形態で育っていきます。

このサイトにもグラプトペタルム属の朧月に関する記事があります、長く伸びた茎の様子などの写真を掲載していますので参考にしてください!

薄氷(はくひょう)の育て方

薄氷の育て方は基本的な多肉植物の育て方に準じます。

薄氷(はくひょう)の増やし方

薄氷は芽刺しや葉挿しの成功率が高いグラプトペタルム属の血を引き継いでいますので、芽刺し・葉挿しなどで容易に増やすことが出来ます。基本的な多肉植物の増やし方については以下の記事を参考にしてください。

薄氷(はくひょう)の特徴

薄氷は暑さや寒さにも割と強い性質を持っています。注意点としては夏場は雨にあてないようにすることと、底面給水を心掛けることです。

冬は多少霜にあたっても耐えられますが、凍結させたり霜に当て続けたりしないようにしましょう。心配な方は冬期は室内で管理した方が良いと思います。

紅葉の最盛期は割と遅く、晩秋~冬にかけてが紅葉の最盛期です。夏の暑さが和らいだらしっかりと日光浴をさせることで、葉の先端から周辺にかけてピンクに色づく姿を見ることが出来ます(^^♪

初めての薄氷(はくひょう)

薄氷を初めてお迎えしたのは2020年1月中旬です。たまたま行ったホームセンターで1号ポットに植えられていた薄氷を見て、速攻で気に入ってしまいました!

購入時点ではまだまだ寒い冬でしたので、そのまま明るい室内で管理し、温かくなった3月上旬に大きな鉢に植え替えをしました。

3月上旬、植え替え時の薄氷の様子です。とても通さな苗ですがプックリとした葉の感じとほんのり色付いている感じが良いですね(^^♪

植え替え時の薄氷(はくひょう)
植え替え時の薄氷(はくひょう) 2020年3月上旬撮影

ポットから抜いた薄氷が次の写真です。根もビッシリと張っていて、なにより裏から葉を見ると全体が赤紫に紅葉していたのですね!

植え替えのためにポットから抜いた薄氷
植え替えのためにポットから抜いた薄氷

抜いた薄氷の根をほぐして古い土を除去した様子が次の写真です。こうして土を取り去ってみると右下の葉だけがひときわ大きくて、ロゼット状の葉のやや下側についていることが分かりました。私の予想ですが、この大きな葉が葉挿しの親でそこから成長したのではないでしょうか?

ポットから抜いた薄氷の土を落とした様子
ポットから抜いた薄氷の根をほぐし、古い土を除去した様子

次に植え付け後の根張りが良くなるように根を短くカットし、新しい鉢(2号ポット)と用土に植え付けます。

植え付けのために根を短く切る
植え付け後の根張りを良くするために根を短くカットする
2号ポットに植え替えた薄氷
2号ポットに植え替えた薄氷

薄氷のその後

植え替えからおよそ40日経過した薄氷です。目立った成長はありませんが、葉もプリッとしていて植え替えそのものは上手くいったようです。

植え替えからおよそ40日経過した薄氷
植え替えからおよそ40日経過した薄氷 2020年4月上旬撮影

植え替えからおよそ100日経過した6月上旬の薄氷の様子が次の写真です。暖かい日が続いたため紅葉色は消えて綺麗な緑になっています。また全体的に大きくなって成長していることがハッキリとわかりますね。

購入時の葉の形に比べ、成長して来た葉はやや幅広のウチワのような形状になりました。ちょっと予想と違った感がします(;^ω^)

植え替えからおよそ100日経過した薄氷
植え替えからおよそ100日経過した薄氷 2020年6月上旬撮影

次の写真は梅雨に入った7月上旬の様子ですが、植え替えからはおよそ125日経過しています。下の方の葉の紅葉色も消えて全体が緑になっています。また、上の写真と比べると中心部分の葉が成長して大きくなっていることが分かります。

植え替えからおよそ125日経過した薄氷
植え替えからおよそ125日経過した薄氷 2020年7月上旬撮影

次が梅雨明け直後の8月上旬撮影の様子ですが、2020年は梅雨の期間も長く雨続きで寒い梅雨でした。梅雨が明けると一転して猛暑・酷暑の暑い夏が到来するという多肉植物にとっては厳しいシーズンだったと思います。

この間、3週間程断水状態にしていたので多少葉にしわが寄っています。また、若干の日焼け(もしくは水不足)による変色も見られますが、結構頑張ってくれたのではないでしょうか?

植え替え後およそ160日経過した真夏の薄氷
植え替え後およそ160日経過した真夏の薄氷 2020年8月上旬撮影

うちの薄氷も、ここまではほぼ順調に育ってくれたと思います。これから夏本番になりますし、今年の残暑はどんな感じになるのか・・・・

秋の綺麗な紅葉を是非見たいですね(^^♪

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